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マラソンのあと 

いるいる。誇らしげに完走者メダルを首にかけて、でも足を痛そうに引きずりながら歩いている男、女。
でも皆、表情は明るく誇らしげだ。
レースの夜、シカゴに住む友達家族と名物のディープディッシュピザを食べに出かけた。レースの後はメダルを首にかけ気持ちは堂々と、でも体はとぼとぼと足を引きずりながらやっとの思いで歩いてホテルに戻った。
ホテルでは女房と娘が部屋で待っていた。”どう、レース見た?”と私。”いいえ、どこへも出かけなかった”と女房。嗚呼、人がこんなに苦しい思いをしているのに気楽なもんだ。。。。”お父さん、ゼッケン何番だっけ?まだインターネットに順番出ないよ。東京マラソンの時はすぐ出たのに。。。。”順番やタイムが何だ!!完走がどれだけ尊いものなのかわからないだろう。。。勝手にしてくれ。。。。と私。ランナーの気持ちは走らないやつにはワカラナイ。

レースに全く関心の無い女房と娘は”マクドナルドはシカゴが創業地なんだ、第一号店にお土産やがあるから行こう”などど観光モードで出て行った。でも、一応私が帰るのを心配していたのだろうなと勝手に解釈してホテルでバスタブにお湯をため、温泉の素を入れてゆっくりと浅い湯船につかった。アメリカにきてから湯船につかるのは外で泊まったときくらい。自宅ではシャワーだけだからこうして外泊するときは温泉の素を持ってきて今日は”別府の湯”とか楽しむのが密かな楽しみになっている。

風呂を出てべットにうずくまり数時間が経った。
6時に友達家族が迎えに来てくれ、戻った家族とともにピザの美味しいお店に案内してもらった。
いる、いる。足を痛そうに引きずりながら首からメダルをかけた輩があちらこちらに。
私も同様、痛む右足を引きずり、下りの階段では慎重に手すりを使って降りながら気持ちは最高の気分である。
つい、ピザレストランの中でメダルをかけたおじさんに”Conglatulations”と言いながら”俺ももらったよ”とポケットからメダルを出して自慢してしまった。
今日はいいよな、すこしくらい自慢しても。どんなに早くても遅くても42.195KMを走り抜けたんだから。苦しかったな。俺も良くやったよな。
シカゴのピザとビールは美味かった。
できれば来年もまた来たい。

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