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マラソンはやっぱり山あり谷あり。あきらめない事が肝心と学びました。 

Chicago Marathon Goal
いよいよシカゴマラソンの当日。皆が目指しているものを一つにしてレースの前の緊張感が好きだ。
今回の参加者は4万5千人と新聞に出ていた。レースはいろいろな国からやってくる。シャツは国旗にアレンジしたり、自国の名前を大きく書き込んだり自分の国に愛着を持って堂々とアピールするし、応援するほうも大きな声でプエルトリコ、ガンバレとか、自国の言葉で応援を送ったり、ゼッケンに書いてある名前を呼んだりして楽しむ。

さて、レースだが6マイルまでは今までのレースで一番調子が良く、これならいける!!記録更新だ!いよいよボストンマラソンに参加だ!などと勝手なことばかり考えていた。確かに3:10のぺースチームの前を走っていた。しかしこれも所詮ビギナーの勝手な思い込み。すぐそんなにマラソンは甘くないと思い知らされる事になる。
6マイルを過ぎたときに右足のふくらはぎに痛みが走った。あ~きたな。。。でも大丈夫、大丈夫。練習でもこんな事はある、すぐ痛みは消えるからと自分に言い聞かせてお尻の筋肉を使い、ふくらはぎに負担がかからないように走る。
しかし痛みはどんどん大きくなり、ついに走れない!!と歩道にでてストレッチをするが痛い。。。
歩道で応援を送っていた女の子が目で”大丈夫?”といっている。頭の中であ~これでおしまいか?まだ半分も走っていない。。。たしかパンフレットにはエイドステーションに行くと棄権者は緑のベストを着てバスでゴールに送ると書いてあったな。。。昨日買ったシカゴマラソンのロゴ入り衣類は完走なくては恥ずかしくて着られないな。。。いつも子供達にあきらめるなと行っているのにこんな親父を見せたくないな。。。いろいろ頭の中を巡る。。。
女の子はまだこっちを見ている。。。ここにいてもしょうがないのでランナーの流れに戻り、端っこをそろそろと走る(歩く?)
しばらくゆっくりジョグしながらあ~これで距離が稼げるよ、このまま行けば6時間くらいかけてゴールに着けるかな?棄権は避けれればいいなと走る。

足の痛みが少し和らぎ、少しスピードを上げ始めたとき腕に何か当たった。ふと見上げると3:30のペースランナーの掲げるプレートだった。はっとしてアア、まだ3:30のチームがここにいる、走れそうだからとスピードをあわせて進みだした。
神様はいた。痛みはあるものの3:30チームにあわせてしばらく進むことができ、20マイル近くまで来た。
でも少しずつスピードが落ちて行く。これは足の痛みというよりは自分の実力だ。30KM壁という言葉があるがまさにそれ。いままで4回マラソンを経験しているが毎回この壁に阻まれる。
少しずつスピードが落ちて行くのは追い越される人の数でわかる。
3:30のペースチームが過ぎ去り、3:45のペースチームが追いつき抜かされる。。。
でも、いい。走るのをあきらめかけたけどこれならゴールにつけるだろう。あと8マイル、あと7マイル、6マイル。。。マイルの間隔が長い。。。。毎朝走る距離が9マイルだからこの距離は平気だろ、と自分に言い聞かせて走る。。。

やっとゴールが見えてきた。沿道の応援が一段と賑やかになる。ああやった、本当に苦しいレースだった。あきらめかけたゴールに本当に嬉しい気もちになった。
完走メダルをかけてもらい、ストレッチをしているときに腕に天道虫が止まった。
天道虫が飛び去るのをまって、ありがとうと言った。

昨年のシカゴマラソンは以上気象で温度が高く、危険なため主催者が途中で強制的にランナーを止めさせる事になってしまった。
シカゴの10月は日によっては零度を下回るくらいなのだが去年は異常であった。今年は幸いそんなことにはならなかったけどそれでも日中の気温は高い。エイドステーション毎にゲータレード、水をもらい少しずつ補給する。
途中、水道のホースから水をかけてくれる人がいる。その下を通るととても気持ちいい。また、消火栓を開け放し、水をどんどん噴出している。ここの下に行くランナーもいる。(ゴールでは消防車がランナーに向かい放水していた)
天気に恵まれて良い日だった。夜のニュースでは160人以上が具合が悪くなり、その中にはシリアスな人もいるようだ。
マラソンの事故はゴール近くで多く起こるという。無理して最後のダッシュをしたり、足が限界になったりするのだろう。安全で楽しく走るために普段から練習を積み、自分のペースを乱さないことがレースを楽しむ秘訣だろう。
自分の力もわかった。これからまた練習を重ねていくつになってもランナーでいたい。

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